カーバイトランプ
2021.12.20
今回は古い物のお話です。
写真は、まだ乾電池があまり普及していない時代に、懐中電灯の代わりに使われていたカーバイトランプです。朝ドラの終戦直後のシーンにも同じものが映っていましたから、懐かしく思う方もいらっしゃるのでは?義父も50年近く前までは、これを持って夜釣りに出かけていたそうです。
使い方は中に炭化カルシウム(カルシウムカーバイト)と水を入れるだけですが、水はカーバイトにポタポタ落ちるようにセットし、発生したアセチレンを燃焼させて灯とするもので、灯を反射させる板もついているためキャンプで使用したら想像していたよりも明るく幻想的でした。
現代人は電気の灯に慣れていますが昔はランプや行灯しか無く、当たり前ですが夜は暗くて怖いものだったんだろうなと暗い森の中で昔の暮らしを想像しました。
幻想的でしたが実際使うと炭化カルシウムの硫黄臭が若干気になりますから、使用時は離れたところに置いてください。
(スタッフH)