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繋がることの大切さ

2022.10.03

繋がることの大切さ

私も台風15号の影響で断水した清水区に住んでいます。
1週間の断水は、炊事、洗濯、入浴が困難になり、水を求めた区民で大混乱でした。しかし非常時の中でも人と人が助け合う姿をみて、改めて災害大国日本の底力を感じました。

自発的に道路の土砂除去作業をする方々、自衛隊の方々による24時間体制での川の流木、土砂の撤去作業や、街中での給水活動。区内のいたるところで遠方からの大勢のボランティアの方々が、荷物の片付けや土砂の撤去、生活用品の無料配布などをしてくださるのを見かけました。
工場や事務所で使う水や簡易トイレを地域の方々に開放してくださった会社や、清水区民に入浴代や飲食代を特別価額で提供してくださった店舗もあり、
『ありがたいなぁ。自分も困っている人を助けられる人間でありたい』と強く思いました。

私個人も、隣の区の方からポリタンクの備蓄水を届けて頂いたり、お風呂を貸して頂いたり、SNSで繋がっている友人、知人からは入浴施設、給水車の情報、品薄状態のポリタンク等の入荷状況、そして水が供給されたときに給湯器を壊さない開栓方法など、ありとあらゆる情報を頂き、本当に助かりました。

人の繋がりの大切さを感じる一方で、ご高齢でインターネット、SNSなどを使わない方々は、市の広報が聞こえないなどで孤立してしまう心配もあります。近所のご高齢の一人暮らしの方には情報を伝えたりもしましたが、個人では限界があります。
山間部の高齢者が多い地域では被害も大きく、今後に備えて全ての人に情報を確実に伝達する流れを構築することが課題なのでは?と感じています。

(スタッフH)