領 収 証
2018.05.02結局、面倒な事にしかなりませんから、やらない方が身のためですの話
1.領収書
「領収証」という面白い歌があります。30年位前からあるようですが、スナックのママさんに受けています。
歌詞の内容の一部は下記のとおりですが、これが税務調査においては大変なことになります。
今夜は、お客のご接待
…
もらった白紙の領収証
やさしいオカミの思いやり
…
金額かいてはいけません
日付をいれてもいけません
…
白紙で下さい領収証
できれば下さい2~3枚
…
万の位にチョイト棒引けば
みごとにふえます領収証
ボールペンの色がちがいます
収入印紙もありません
2.白紙の領収証を渡してはダメ!
製造業、建設業、卸売業等においては白紙の領収証は発行しないと思いますが、飲食店では、お客さんから「白紙の領収証を下さい。できれば2~3枚」と言われることがあります。
これをサービスの一環だと思って気軽に渡すと、後でとんでもないことになります。
3.貰った会社では架空経費になります
渡したお店では売上除外になることがあります。調査官が金額のおかしい領収証が沢山あるなと思ったら、即、反面調査で発行した店に行きます。当然、売上には載っていません。その結果、売上除外で修正申告を出して重加算税をかけられます。
同じように、領収証を貰って経費とした会社に調査が入り、これを資料せんとして取っておき、その後発行した店の調査で売上とぶつけると当然合いません。調査官は売上除外だと言います。店が「それは白紙の領収証の分だ」と言ってもまず通りません。領収証を白紙で渡すこと自体が、脱税の幇助となるからです。
白紙の領収証の発行にはくれぐれもご注意ください。