コロナ禍でなかなか収益構造が元に戻らないですが、来るべき時に備えてアイデアを貯めて準備をしておきたいものです。

そのアイデアを生み出す源泉は、常に「問題意識」と対峙しているか、ということになると思います。「どうすればこの問題を解決できるのか」。そうした意識を絶えず持ち続けていれば、何かのときにふといいアイデアが見つかることはよくあります。

例えば、聴診器は、公園で子供がシーソーの端をたたき、それをもう一方の端にいる子供が耳をあてて聞く遊びをやっているのを見て、ヒントをつかんだといわれているそうで、こうした発明・発見のエピソードはいくらでもあります。そのほとんどは問題意識から発していることでしょう。

作家の山本周五郎さんは『赤ひげ診療譚』の中で、「人生は無数の教訓に満ちている。しかし、どの教訓をとってみても、万人にあてはまるものはない」といっています。アイデアのヒントもまた無数に散らばっています。そして問題意識を持った人だけがそれらを自分のものにすることができるのではないでしょうか。

本年も何卒よろしくお願いいたします！！（参考　チャレンジ朝礼）