未来を見据える経営計画
「経営計画」とは、企業がその将来に向かって、経営ビジョンや目標を達成するために必要な計画のことを広く指します。 経営計画は長期(10年)、中期(3-5年)、短期(1年)などに区分することができます。
実際の運用面では、短期だけでは不足しています。
というのは、来年1年間のみ予測してみたら赤字経営になってしまいますが、中期または長期でみたならば黒字経営が可能となる場合も多いからです。今は苦しいが、数年後には黒字に転換できることを自ら確認し、希望を持つことができます。
短期計画は現状の把握、中期計画で抱える問題等を解決し、長期計画で利益体質の企業に生まれかわるということを意識できます。
ではなぜ経営計画が必要なのか?
ここ数年の法人数から見た黒字割合は、10社中3社つまり30%ということです。10名中7名が風邪を引いているようなものです。なかには重篤な病気の方もいらっしゃるかもしれません。要は、多くの企業は業績が低迷し、非常に苦しい状況が続いております。
企業が存続・発展するためには外部環境の変化に的確に対応し、人・物・金・情報などの経営資源を自社の有利な方向に誘導して、競合他社に対して優位な立ち位置を実現しなければなりません。会社として社会の荒波を航行していくために経営方針を具現化し、その方向に向かっていくために進むべき道を決め、意思統一を図るために経営計画が必要なのです
たとえば新規事業や新規設備などのために融資を受ける際に、今後の会社の動きがわからなければ金融機関も融資のしようがありません。
もしみなさまの友人がお金を借りにきた場合、今後の見通しや入金状況が不明な状況でお金を貸しますか?
経営計画で、自社の進むべき方向を確認・認識する
また融資のために経営計画を作成するのではなく、自社の進むべき方向を確認・認識するために作成するのが経営計画なのです。
経営の軌道がうまく気流に乗っているときはいいですが、ひとたび風向きが変わればバランスを崩してしまう。こんなことではすぐに会社は息詰まってしまいます。漠然と経営するだけでは、継続企業とはいえないのです。
赤字決算から黒字決算へと変身を遂げるためには、経営計画の立案が必要不可欠です。黒字決算、すなわち健全な経営へとシフトするためには、「経営ビジョンの明確化」と「経営計画の策定」が必須となります。
如何でしょうか?
ご一緒に未来を見通せるよう、ご一緒に成長できるようアドバイスさせていただくことがわたしたちの喜びです。
みなさまは3割か7割のどちらに入りたいですか?